2010年04月16日

PEGASO のトランスポーター“BACALAO”

スペイン…若い人には知らない方もいるだろうが、この国はいまから30数年前までフランコ将軍という、ナチスドイツの軍事支援を受けて独裁者に君臨した男が支配する独裁国家であった。反共と自由経済によって、西側はその存続を容認し、その一方で自由を標榜する人は投獄され弾圧されていたのだ。普通選挙が行われたのが1977年。07年になって、スペインの上下両院議会は公でのフランコ将軍の崇拝を禁じた法を可決、翌08年になってやっと、フランコ将軍の銅像が本土から全て撤去されている。

そのスペインの自動車産業の創生は1904年まで遡る。自動車設計家のマルク・ビルキヒト(1878〜1953)が、自動車好きの国王アルフォンソ13世による有形無形の支援を受けてイスパノ・スイザが設立された。そのロールスやブガッティと並び称される豪華な高級車はトヨタ博物館で拝むことが出来る。1943年までに、スペインのイスパノ・スイザ工場はさまざまな型式の乗用車を合計1万9000台生産する。同社は第2次大戦後ENASA(国有トラック工場株式会社)に改組され、もとアルファ・ロメオのウィルフレード・リカルド(エンツォと仲たがいしてスペインに戻った)の設計による商用車の生産を開始。1955年にはフェラーリに対抗して超豪華なスポーツカー、“PEGASO”を送りだした。
その後、ENASAはフィアット・グループのIVECOに吸収合併されている。

ウィルフレード・リカルドが送り出したクルマのデザインが味わいあるもので素晴らしいのだ。


続きを読む
posted by ジャンニ at 12:01| Comment(2) | TrackBack(0) | スペイン車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。