2010年07月15日

フィアット・グループ本社と工場

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トリノ市内にある、フィアット・グループの本社オフィスです。
戦前に建てられたものを改修していまでも使っています。
本社正面奥の左側は広大な工場になっています。その一角にはアバルトの工場も有ります。

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正面玄関には、新型ジュリエッタが3台も飾られています。マルキオンネ氏の熱意が感じられます。
実際、彼が会長になってから社内の雰囲気はガラリと変わったようです。
具体的には、ネクタイの廃止(彼自身がスーツが嫌いなようです)。社内での敬語の使用の廃止。若い世代のマネージャの積極的な登用。無駄な会議の廃止。官僚的だった社内規定の廃止。無駄な書類の廃止…etc.
フィアットの若い社員にとって、働きやすい社内環境になったようです。
これらの社内刷新によって、新車の開発期間が従来の1/3になったのはフィアットにとっての最大の効果となりました。

本社と工場内は、一切写真撮影が禁止です。
ロビーの壁には、第2次大戦時、ムッソリーニ失脚後に進駐したナチスから本社工場を守るために犠牲となった200人あまりのフィアット社員を顕彰する大きな記念碑が掲げてありました。

Mitoとムルティプラ、クラシック・プントとイデアをつくる工場ラインも見学しました。工場内はクリーンで、アスベストの壁と強烈な電磁波を発する変電施設の隣で働かせる日産追浜工場とは雲泥の差がありました。働いている工員は、日産と違って派遣社員は1人もいません。皆正社員です。昼休みも1時間半あるという人間的な待遇は、日産と違い人間的なものを感じました。
しかも彼らも、夏休みは1カ月もあるのです。
日本の自動車産業の労働組合は何をやっているのでしょうか?
自動車労連に年間60,000円も組合費を払っていた自分が情けなくなります。
タグ:FIAT 日産
posted by ジャンニ at 17:56| Comment(4) | TrackBack(0) | ヨーロッパ自動車事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おーこれが工場ですね。
かっこいいなぁ。

もう日本車は駄目なんでしょうか?
新型マーチを見て泣きたくなりました。
日本車が目指す物は壊れない耐久性の高い「中国車」なんでしょうかねぇ。
一時期は世界一の自動車生産大国だったプライドさえもコストダウンの為に切り捨てる気なのですかねぇ。

日本車しか知らなければ車離れになる訳ですね。

最初にフィアット選んでおいて良かった〜。
Posted by むるきち at 2010年07月15日 19:37
>新型マーチ
どうやらタイ製は、そのままでは日本で販売できないほどタテツケは悪いようです。ですから日本では輸入車のようにPDIで処理して販売されるようですよ。
Posted by ジャンニto むるきち さん at 2010年07月15日 21:42
モンテゼーモロ-マルキオンネ体制からのフィアットは良い方向に変わりましたよね。
それでいて人間的なところはちゃんと残しているんですよね。
Posted by porco at 2010年07月15日 23:56
イタリアは、いろいろ大変なところも多いけれど(ベルルスコーニ首相によるメディア支配)、人生を楽しむために働く人間的な社会であると、こんかいの旅で実感しました。
Posted by ジャンニto porco さん at 2010年07月16日 04:51
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