2010年04月09日

Alfa Romeo Mito Quadrifoglio

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 優れたエンジン技術、改善されたハンドリングと乗り心地。やる気を起こさせるギアボックス

× いまだ完全ではないステアリング。不十分なステアリングの角度。アルファ御自慢のDNAシステムは邪魔なだけ。

Mitoに搭載されたマルチエアエンジンは、柔軟性と経済性を両立させた新世代のエンジンである。特にこのターボで強化された168ps仕様はなおさらだ。

マルチエアの可変吸気技術というのは、あなたが5速48q/hと1000rpmより少し上でぎりぎりストールしそうな状況でも、スムーズに加速していくことができるということなのだ。この点でMitoは他のクラスをリードしている。

路面はウェット、2名乗車で0−96q/hは7.9秒。よりパワフルなMini Cooper Sよりも出力が不足しているにもかかわらず、48q/hー112q/hまでの加速がたったの0.3秒!

低速路でも十分な柔軟性を保つが、ぶっ飛ばそうと思うならアクセルを踏み込み、2000rpm以上回してやれば事足り、そこからはターボによる加速を停めることはできない。5000rpm以上はフラットで張りつめた加速となる。

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残念なことに、この素晴らしいエンジンの能力は、アルファ自慢のDNAシステムによって覆われてしまう。昨年のデビュー当時から装備されているこのシステムは、ダイナミック(D)・ノーマル(N)・オールウェザー(A)の3つのセッティングをドライバーが選択できるようになっている。Quadrifoglioでは、アクセル・ステアリング・ダンパーが路面状況に応じて対応変化するようになっているが、その中で最も不満なのはアクセル制御である。

ノーマルモードでは非常にスポンジーな反応で、エンジンが本来の性能を発揮するのに時間がかかり過ぎるようにすら感じる。ダイナミックモードでは劇的に変化、アクセル・レスポンスは即座に反応するようになる。スロットル・レスポンスが常時このセッティングになっていないのが謎なぐらいだ。

新しい6速のギアボックスは、ドライバーに正確無比なシフトチェンジをもたらす。ギア・レシオはハッチバックに求められる走行性能を満たすものとなっている。少なくとも3000rpm以上を多用する高速道路でもギアボックスからのノイズが室内に侵入してくることはない。

以前テストしたMitoの残念な部分であった乗り心地だが、Quadrifoglioでは改善されて良くなっている。これはトップモデルに限らず、Mitoのダンパーがより良いものに改善されているからだ。轍の道でもダンパーがよく制御吸収し、しなやかに走る。

奇妙にも、DNAシステムのダイナミックモードはノーマルモードよりも乗り心地が良い、街中でさえでもだ。ノーマルモードをセレクトすると、ソフトな乗り心地となるが、路面が荒れた状態だとバウンドする場合がある。それでもダイナミックモードに自働的に切り替わらず、ソフトなノーマルモードを維持するのだ。

Quadrifoglioのハンドルは既存のMitoよりは改善されている。ダンピングに対する応答性の悪さによる、人工的な感覚は少なくなっている。それは急なコーナーでのシャシーのレスポンスの良さによるシャープなコーナーリングでわかる。

アルファにつきもののボディーロール、荷重変化はゆったりとしていて、コーナーで向きを変える挙動は素早い。オーバースピードでコーナーに侵入しても、アクセルを緩めるまでアンダーステアを維持し、予想通りのラインが描ける。
ダイナミックモードでは、応答性も良くグリップも十分な良く躾けられたシャシーに、柔軟性のあるハイパワーのエンジン…Mitoは素晴らしいホットハッチになる可能性を秘めている。

運転席が低い位置にあるのはよいが、ステアリングの調節に厄介な問題がある。角度調整の量が少ないのだ。


買うべきクルマか?
マルチエア・エンジンは革新的であり、ステアリングの応答性は劇的に改善された。実際の乗り心地やハンドリングは検討の余地あり。試乗して判断されたし。
一方、ステアリング・フィールだが、いまだダイレクト感のないものだ。乗り心地も他のライバルに劣るものだ。
アルファ自慢のDNAシステムは、それによる利益よりもイライラされる方が大きい。
素晴らしいMitoのホットハッチとしての資質は、複雑で不必要な電子デバイスによって汚されていると言えよう。

まぁ、それでもMitoマルチエア・システム搭載車は、好感のもてるハッチバックであり、最新の更新プログラムのおかげでライバルと同等の運転して楽しいクルマの1台と言える。
見た目もカッコよく、装備も良くて、比較的安いMito。検討に値するクルマと言えよう。

(英“Auto Car”誌の記事より意訳)

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なんだかアルファの迷走で、マルキオンネの頭に湯気が立っているのが理解できる記事ですなぁw
個人的には興味をそそられるクルマです。カワイクてカッコよいってぇクルマは500とMitoぐらいじゃないんですか。何よりもクルマはデザインが大事ですからね。
タグ:Alfa Romeo
posted by ジャンニ at 18:26| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリア車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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