2010年04月06日

Ferrari 156 F1 1961

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フェラーリは、1961年度シーズンにやっとミドシップ・マウントのマシーン“156”を投入する。
コクピットの後ろには、エンツォの亡き息子の名“Dino 156”と刻まれたエンジンが収まっていた。

“DINO 156 ENGINE”
1486cc V6 DOHC
Bore X Stroke: 73 X 58.8
Power: 190ps at 9,500 rpm

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フェラーリは156“シャーク・ノーズ”によって、ようやくF1のミッドシップ革命に参戦した。エンジン排気量を2.5リッターから1.5リッターにするというレギュレーション変更によって、新型エンジンの開発が行われ、カルロ・キティが率いる技術陣がとりかかった。
シャシーはライバルのロータスやBRMによって整備性の良さが証明されたスペース鋼管フレームが採用された。このクルマの注目すべき点は何と言ってもエンジンだ。シリンダー・ブロックの広角120度はマシンの低重心に貢献している。実際、スペース鋼管フレームのエンジンスペースは広く、広角V型エンジンを搭載するには十分なものであった。新型エンジンのもうひとつの大きな特徴は軽量なこと。従来のものより13.6キロも軽量化されている。ライバルの英国レーシングチームが搭載している4気筒のコヴェントリー・クライマックスエンジンよりも軽かった。

normal_1961 dutch gp, zandvoort - wolfgang von trips (ferrari 156).jpg

英国チームが新型エンジンの投入を議論している間に、フェラーリは新型エンジンを搭載したニュー・マシーンをシーズン開始に間に合わせた。“156”はスパでの1−2−3−4フィニッシュを含む7戦中5回の勝利の実を結んだ。この赤いレーシングカーの勝利が停まったのはニュルブルクリンクとモナコだけで、スターリング・モスによるものだった。ワールド・チャンピオンシップはフェラーリ・チームメイトのフィル・ヒルとウォルフガング・フォン・トリップスの2人で争われ、結局アメリカ人ドライバーのフィル・ヒルが勝ち取っている。

normal_1961 dutch gp - von trips (ferrari).jpg

大いに成功した1961年度の勝利は、ヒルのチームメイトであるウォルフガング・フォン・トリップスと見物客14名の悲劇的な事故死によって損なわれてしまう。
ウォルフガングがロータスのジム・クラークを追い抜こうとした時に接触…悲劇は起こってしまった。



翌1962年、ライバル英国チームも新型エンジンを投入、フェラーリの優位性は損なわれ、勝利は遠い存在となっていった。そのことがエンツォの逆鱗に触れ、名技術者カルロ・キティーを含む幹部8名がフェラーリを辞める事件に発展する。“156”はその後2年以上使用されたが、その間の勝利は、ジョン・サーティースとロレンツォ・バンディーニによる2度の単独優勝だけであった。


【Scalextric製 Ferrari 156 F1】
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normal_1961 dutch gp, wolfgang von trips (ferrari).jpg
スケレがモデル化したのは、オランダ・グランプリにおけるウォルフガング・フォン・トリップスのゼッケン3号車である。
少々、長さが短くなってしまっているようだが、雰囲気はつかんでいる。

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彼のヘルメットに描かれていた貴族の紋章も再現されている。シートベルトをまったく締めていないことにも注意。

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エキゾーストは見えないところまで再現。柔らかい素材で出来ているのでボッキリ折れることはないだろうw

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アウトボードのディスクブレーキのローターもエッチングパーツ(?)で再現。

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フロントノーズ内のラジエターも再現。

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リア・カウル内にはきちんとミッションが収まっているのが見える。

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さて肝心の走りだが…恐ろしく速く、コントロール不能というのが正直なところ。マグネットを強化しなければ、確実にコーナーで脱輪する。この当時の細いレーシング・タイアを再現しているのだからグリップが無いのは仕方がない。自分のホームコースが路面グリップの低いスケレ製だからかもしれないが。恐らくリンドバーグなどの木製コースならなんとかなるだろう。恐ろしくドリフトしながら。
posted by ジャンニ at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリア車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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