


トリノ市内にある、フィアット・グループの本社オフィスです。
戦前に建てられたものを改修していまでも使っています。
本社正面奥の左側は広大な工場になっています。その一角にはアバルトの工場も有ります。

正面玄関には、新型ジュリエッタが3台も飾られています。マルキオンネ氏の熱意が感じられます。
実際、彼が会長になってから社内の雰囲気はガラリと変わったようです。
具体的には、ネクタイの廃止(彼自身がスーツが嫌いなようです)。社内での敬語の使用の廃止。若い世代のマネージャの積極的な登用。無駄な会議の廃止。官僚的だった社内規定の廃止。無駄な書類の廃止…etc.
フィアットの若い社員にとって、働きやすい社内環境になったようです。
これらの社内刷新によって、新車の開発期間が従来の1/3になったのはフィアットにとっての最大の効果となりました。
本社と工場内は、一切写真撮影が禁止です。
ロビーの壁には、第2次大戦時、ムッソリーニ失脚後に進駐したナチスから本社工場を守るために犠牲となった200人あまりのフィアット社員を顕彰する大きな記念碑が掲げてありました。
Mitoとムルティプラ、クラシック・プントとイデアをつくる工場ラインも見学しました。工場内はクリーンで、アスベストの壁と強烈な電磁波を発する変電施設の隣で働かせる日産追浜工場とは雲泥の差がありました。働いている工員は、日産と違って
派遣社員は1人もいません。皆正社員です。
昼休みも1時間半あるという人間的な待遇は、日産と違い人間的なものを感じました。
しかも彼らも、
夏休みは1カ月もあるのです。
日本の自動車産業の労働組合は何をやっているのでしょうか?
自動車労連に年間60,000円も組合費を払っていた自分が情けなくなります。